【Googleビジネスプロフィール】オーナー権限を譲渡する方法|主たるオーナー変更の手順と注意点を解説
Googleビジネスプロフィールのオーナー権限の譲渡は、店舗売却、担当者変更、制作会社から社内への引き継ぎ、退職者対応などで発生しやすい実務です。
ただし、ここで混同しやすいのが、「オーナー権限の追加」と「主たるオーナーの譲渡」は別だという点です。
単に新しい担当者を追加するだけでは、完全な引き継ぎにはなりません。最終的に管理権限を渡したいなら、主たるオーナーの変更まで行う必要があります。
この記事では、Googleビジネスプロフィールのオーナー権限を譲渡する方法、譲渡できない時の原因、前任者や制作会社が管理している場合の対処まで、分かりやすく解説します。
Googleビジネスプロフィールのオーナー権限譲渡とは?
Googleビジネスプロフィールには、主に次の権限があります。
- 主たるオーナー
- オーナー
- 管理者
このうち、主たるオーナーは最も強い権限を持つ立場です。
そのため、店舗の運営主体が変わる時や、今後の管理責任者を正式に切り替える時は、単なる追加ではなく、主たるオーナー権限の譲渡が必要になります。
「追加」と「譲渡」の違い
| 操作 | 内容 | よくある用途 |
|---|---|---|
| オーナー権限の追加 | 新しい担当者をオーナーまたは管理者として参加させる | 社内担当の追加、制作会社の補助運用 |
| 主たるオーナーの譲渡 | 最終的な管理責任者を別のアカウントへ変更する | 引き継ぎ、退職、売却、制作会社から自社への返却 |
つまり、追加は共同管理、譲渡は管理主体の変更です。
「担当者を追加したから大丈夫」と思っていると、あとで退職者や外部業者が主たるオーナーのまま残り、トラブルになります。
オーナー権限を譲渡する前に確認すべきこと
1. 自分が主たるオーナーか確認する
主たるオーナー権限を譲渡できるのは、現在の主たるオーナーだけです。オーナーや管理者ではできません。
2. 譲渡先のGoogleアカウントが追加済みか確認する
いきなり見知らぬアカウントへ主たるオーナーを渡すのではなく、まず対象アカウントをオーナーまたは管理者として追加しておく必要があります。
3. 引き継ぎ相手が正しいか確認する
社内担当、店舗責任者、本部、法人代表など、誰を主たるオーナーにするのが適切かを先に決めてください。
4. 外部業者のままになっていないか確認する
制作会社やMEO業者が主たるオーナーのままだと、将来的に管理不能になるリスクがあります。最終管理権限は原則として自社側に置くべきです。
Googleビジネスプロフィールのオーナー権限を譲渡する方法
Googleビジネスプロフィールの主たるオーナー変更は、管理画面の「ユーザーとアクセス権」から行います。
- Google検索またはGoogleマップで、自社のGoogleビジネスプロフィール管理画面を開く
- メニューからビジネスプロフィールの設定を開く
- ユーザーとアクセス権を開く
- 譲渡したい相手のユーザーを選ぶ
- アクセス権の編集から主たるオーナーを選ぶ
- 保存する
譲渡後は、新しい主たるオーナーがプロフィール管理の中心になります。
オーナー権限譲渡の流れで失敗しにくいやり方
実務では、次の順で進めるのが安全です。
- 新しい担当者をまずオーナーとして追加する
- 招待を承認してもらう
- 必要な引き継ぎ事項を共有する
- 主たるオーナーを譲渡する
- 問題がなければ旧担当者を削除または権限変更する
いきなり急いで切り替えると、後でログインできない、設定状況が分からない、制作会社との連携が切れるなどの問題が起こりやすいです。
譲渡できない時によくある原因
自分が主たるオーナーではない
オーナー権限を持っていても、主たるオーナーでなければ譲渡はできません。
相手がまだ招待を承認していない
追加しただけでは不十分です。相手が招待を承認して、プロフィールのユーザーになっている必要があります。
追加されたばかりで7日経っていない
新しく追加されたオーナーや管理者には、一定期間一部機能の制限があります。追加後すぐは主たるオーナー変更ができない場合があります。
外部業者や前任者が主たるオーナーのまま
自分が現在の主たるオーナーでない場合、自分だけでは切り替えられません。現在の主たるオーナーに対応してもらう必要があります。
前任者・制作会社・退職者が管理している場合の対処
ここが現場では一番多いです。
よくあるパターンは次の通りです。
- 前任の担当者個人のGoogleアカウントで管理している
- 制作会社や代理店が主たるオーナーになっている
- 退職者が残したアカウントにアクセスできない
- 本部ではなく店舗スタッフが管理している
この場合、まずは現在のオーナーへ連絡し、自社の正式な管理アカウントをオーナー追加してもらうのが基本です。
その後、主たるオーナー権限を譲渡してもらいます。
もし連絡が取れない、協力してもらえない場合は、オーナー権限のリクエストを行う流れになります。
今のオーナーが不明な場合はどうする?
現在の主たるオーナーが分からない、ログイン情報が残っていない、前任者と連絡が取れない場合は、Googleビジネスプロフィール上でオーナー確認・権限リクエストを進めることになります。
この場合、現在のオーナーに通知が送られ、一定期間返答がなければ次の手続きに進めることがあります。
ただし、必ずすぐに取り戻せるとは限らないので、最初から個人アカウント任せにしない運用が重要です。
譲渡後にやるべきこと
オーナー権限を譲渡したら終わりではありません。次も確認してください。
- 主たるオーナーが正しく切り替わっているか
- 不要な旧担当者アカウントを残していないか
- 制作会社の権限は必要最小限か
- 社内共有用の管理台帳に反映したか
- 口コミ返信、投稿、設定変更が新担当で問題なくできるか
権限だけ移して運用体制が曖昧なままだと、また同じ問題が起きます。
制作会社や代理店に主たるオーナーを持たせるべき?
結論から言うと、原則として自社側が主たるオーナーを持つべきです。
外部業者に管理作業を委託すること自体は問題ありませんが、最終的な管理権限まで外部に渡すと、契約終了時に揉めやすいです。
安全な形は次の通りです。
- 主たるオーナー:自社の代表アカウント
- オーナーまたは管理者:社内担当者
- 必要に応じて外部業者を追加
この形なら、支援を受けつつ管理権限は失いません。
Googleビジネスプロフィールのオーナー権限譲渡でよくある質問
オーナー権限を追加しただけで譲渡したことになりますか?
なりません。追加は共同管理です。正式に引き継ぐなら、主たるオーナーの変更まで必要です。
主たるオーナーは誰でも変更できますか?
できません。現在の主たるオーナーだけが譲渡できます。
新しく追加した相手にすぐ譲渡できますか?
すぐできない場合があります。追加直後のユーザーには一定期間制限があるためです。
退職者の個人アカウントで管理されていて入れません
まずは現在のオーナーへの連絡、難しければオーナー権限のリクエストを検討してください。
主たるオーナーを移した後、旧担当者は削除した方がいいですか?
不要なら削除または権限を下げる方が安全です。不要な権限を残すのはリスクです。
まとめ
Googleビジネスプロフィールのオーナー権限譲渡は、単なる担当者追加とは違い、管理主体そのものを切り替える重要な操作です。
特に、制作会社・前任者・退職者・店舗スタッフ個人のアカウントで管理されている場合は、早めに見直した方が安全です。
最後に要点をまとめます。
- オーナー追加と主たるオーナー譲渡は別
- 譲渡できるのは現在の主たるオーナーだけ
- 新規追加ユーザーには一定期間の制限がある
- 最終管理権限は原則として自社側が持つべき
- 不明な場合はオーナー権限リクエストも検討する
Googleビジネスプロフィールは店舗資産の一部です。運用を外注していても、権限そのものは自社で握るという考え方が基本です。



